私が電気通信大学へと入学した理由は、小さいころからコンピュータへの憧れがあったからです。といっても、プログラミングの知識はまったく無い状態での入学でした。コンピュータで何が出来るかを当時そこまで理解していなかった私は、コンピュータで出来るさまざまな分野が学べそうな総合情報学科を選択しました。
総合情報学科では基礎的なプログラミングはもちろん、webページの作成や動画コンテンツの作成、3Dを用いたアニメーションの作成やゲームの作成などさまざまなことを学び、コンピュータを用いたものづくりの可能性についての理解を深めることが出来ました。これらの経験を通して、当初プログラミングの経験が無かった私にでも、ある程度のプログラムがかけるまでには成長しました。またさまざまな実習を重ね、ある動作をするプログラムをただ単に作るよりも、アプリケーションやソフトウェアなどを作るに際し、それを実現するためにどのようなプログラムが必要になるかを考えて、その実現したいものにあわせてプログラムの書き方を変えていくことが重要であるということを知り、アイディアや工夫がものをいうという点で、プログラミングも本質的には一種のものづくりであると感じました。
4年生になるに際し、研究室配属がありました。私は、広告や言語、五感メディアと感性の関係について、擬音語・擬態語の総称であるオノマトペに着目して研究をしている坂本真樹先生の研究室を選びました。私はオノマトペから、飲料の味のイメージを提示する研究を行っております。現在はオノマトペから味のイメージを抽出し、それを数値化して表すシステムを作るために、被験者実験を通してオノマトペと味の関係について調査しているところです。私の研究室では前衛的な研究を行っているので、企業との共同研究で研究を進めています。そのためただ研究をするより研究の目的や、その研究を行ってどんな利益があるのかをきちんと提示する必要があります。この経験は就職後に役立つと感じております。
最後になりましたが、大学では高校より自分のやりたいことが出来る機会が増え、楽しいことや自分のやりたいことをたくさん出来る場所です。興味がある分野があれば、積極的に挑戦していくことがよりよい大学生活を送れると思います。
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