トップページ > 生レポート!現役学生の声 > 大学は何をするところなのか?

生レポート!現役学生の声

 

大学は何をするところなのか?

 
2010年3月18日
神戸大学 工学部 電気電子工学科
Y. M.

大学は何をするところなのか?

ほとんどの中学生や高校生にとって、勉強は用語を暗記するとか机の上で問題を解くことぐらいしか思い浮かばないのではないでしょうか?しかし、大学という場所は単に中学校や高校の延長なんて考えるのは間違いで、問題が解けたらそこで終わりというわけではありません。世の中にある知識の未開拓地へと踏み込んでいく場所だと言った方が良いでしょう。

大学ですることを日常生活の周りで例えるなら、「赤」という色は本当に実在するものなのだろうか、「温度」って何か、というように身の回りの世界に疑問を投げかけていくことだと思います。そんなことは、ただ単に勉強ができるからできるのではなくて、普段自分の身の回りの出来事に興味を持って、そのことについて考えることから始まっていくでしょう。

そこから、物理現象の「世界」の構造を知って何か便利なものが造れないかと考えることが工学部ですることです。身の周りには便利な機械が数多くあります。例えば、携帯電話やパソコン、ウォークマン、薄型テレビ、これらは「こんな便利なものがあればいい」と思ったり、「もっとここがこうだったらいいのに」と考えたりして、それを実現しようと技術者や科学者が考えて、研究して、造ったから今みんなの身の回りにあるものとなっています。そして、新しいものを造る流れの最先端に立っているのが、私が所属している電気電子工学科なのです。

この分野は今の科学の進歩の中心とも言える分野で急速に発展していますが、まだまだ限界が見えない分野でもあります。それだけに今までにない新しいものが造れるという可能性が高く、もしかしたら、今は漫画や映画でしか存在しないものを自分が発明することだってできるかも知れない。私はそんな思いをもってこの分野で勉強し、研究をしようとしています。

もし、「こんな便利なものがあればいい」とか「今よりもっとすごいものを造りたい」という気持ちがあるなら、今の成績がどうかなんて考えずに工学という分野に進んでみると良いと思います。

※このページに含まれる情報は、掲載時点のものになります。

関連記事

2021-12-17

輝く工学女子!(Tech ☆ Style)

チャレンジする勇気の先に

広島大学工学部

2024-10-18

生レポート!大学教授の声

「面白い」を見つけよう!

熊本大学工学部

2011-03-16

生レポート!卒業生の声

夢にときめけ!明日にきらめけ!!

岡山大学工学部

2010-02-02

生レポート!現役学生の声

想像する未来・創造する未来

和歌山大学システム工学部

2010-08-17

生レポート!現役学生の声

建築って楽しいですよ。

琉球大学工学部

2010-06-09

生レポート!大学教授の声

海から未来へ!

東京海洋大学海洋工学部

神戸大学
工学部

  • 建築学科
  • 市民工学科
  • 電気電子工学科
  • 機械工学科
  • 応用化学科
  • 情報知能工学科

学校記事一覧

生レポート!現役学生の声
バックナンバー

このサイトは、国立大学56工学系学部長会議が運営しています。
(>>会員用ページ)
私たちが考える未来/地球を救う科学技術の定義 現在、環境問題や枯渇資源問題など、さまざまな問題に直面しています。
これまでもわたしたちの生活を身近に支えてきた”工学” が、これから直面する問題を解決するために重要な役割を担っていると考えます。