「きぼう」日本実験棟から撮影された台風5号「ノルー」
私は、横浜国立大学工学部建設学科海洋空間システムデザインコースを卒業後、同大学院環境情報学府を卒業し、現在は宇宙航空開発研究機構の研究開発部門で毎日楽しく働いています。
現在(社会人6年目)、工学部生活を振り返ると私が工学部生活で得られたことは大きく3つありました。
大学の講義では先生方含め企業で働かれているエンジニアの方の講義も受けることができることが多く、社会で働くことに対し考える、また相談できる機会が多くありました。私は「将来宇宙開発に関わりたい」という夢があり、宇宙関係の研究室があった横浜国立大学工学部を選びましたが、(今思えば、恥ずかしながらあまりにもざっくりした夢だったと思います。)本当に自分がその方面に行きたいのかをじっくり考える機会がありました。
研究室でひとつの研究を続けて実施できたことも大学で得られた大きな経験です。研究開発は地道な作業が多いですが、研究室で1つの研究をさせていただいたのでじっくり考えようとする力がつきました。
会社の私の席には大学の時に使っていた教科書が並んでいます。宇宙機の開発は自身の専門だけでなく、ほかの分野の知識が必要になります。このとき大学で使った教科書がとてもとても役に立ちます。もちろん学んだことが会社に入ってすぐに直結するわけではありませんが、授業で一度体系的に受講できるのは大きな知見になります。
横浜国立大学は緑豊かなキャンパスで日本各地から学生があつまり、有意義な時間を過ごせる場所です。私が今毎日楽しく働けるのは、横浜国立大学工学部という場所で様々な経験をし、たくさんの人との交流ができたからと思います。
これから大学進むみなさん、ぜひ1日1日を大切にご自身の道を進んでください。
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