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授業紹介

情報システムをつくるという広大な世界を知る「Webシステム設計演習」

 静岡大学情報学部は理系の情報科学科と文系の情報社会学科の文工融合型の学部です。平成28年度から第3の学科として「行動情報学科」という文系と理系の融合した学科を新設します。

 行動情報学科(現在は前身である文工融合のコース)では、コアとなる必修演習として、2年次に「Webシステム設計演習」を実施しています。実際に使われるWebシステムを想定して情報システムを開発・維持するために、情報システム構築の上流から下流までの必要となる問題解決とコミュニケーションの方法および技術を体験的に学習します。

 特徴は、企業での実務経験を有する大学教員が主担当となって進め、顧客が登場する場面では、ベテランの企業講師が演じるお客様とのロールプレイとディスカッションなどを通じて、情報システムを開発する演習をリアルに体験できることです。この演習では、5名1組の学生グループを情報システムの開発チームとして、メンバーの役割分担を決めます。チームで協力して、「何を作るか」を段階的に明確にし、Webの実行環境、開発環境に関する基礎知識を学び、同時に企業の経営、業務の改善についての基礎知識も学ぶことができます。

 学生達は、これまで学んだ「問題分析とモデリング」「情報システム基礎演習」「データベース論」「経営のしくみ」「ビジネス計画論」などの知識を総動員して、取り組みます。前半は、お客様としての企業講師からインタビューをして、要件定義から設計までを行い、後半は、前半の経験をもとに、設計から実装までを行います。

 他の一般的な演習とは大きく異なり、外部講師とコミュニケーションを取りながら実際の情報システムを構築する点でリアリティが高く、受講した学生にとっては、初めてのことばかりで大変ですが、演習の中では一番高い満足度と、大きな成長が見られる演習となっています。

静岡大学 情報学部
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