本授業は、社会人の14名の先輩方が週替わりに、ご自分たちの実務に関する講義を行います。これにより、将来に受講生が就く可能性がある職業に関する生きた情報が得られます。また、受講生が在学中に学ぶべきことについて自分で考えられるようになります。
また、講師をお願いしている技術者は、現在企業の第一線で活躍している方々で、企業人の先輩から、社会に出てからどのような仕事をしてきたのか、企業ではどのようにして仕事をするのか、技術者として知っておくべきこと、学生時代にしておくべきことは何なのか、就職活動の話などを聞く、またとないチャンスです。これだけ多くの様々な分野にわたる技術者のお話をまとめて聞くことができる機会は少ないので、是非この講義を受けて、自分の将来について考え、在学中の勉学について見直す材料としてほしいです。
先輩が「もし大学生の自分に助言できたら」という思いをもって、様々な観点から後輩に講義を行います。講義冒頭は現在の仕事内容や、勤務先企業の紹介から行われ、さらに学生時代には気づかなかった実社会の厳しさや喜び、就職活動への助言、などが語られます。
本授業の非常勤講師選定に関し、以下の点を配慮しつつ、バランスの良い人選を心がけています。
1.学生時代の専攻と異なった業務に就かれている方
採用活動において企業側では、特に学部生においては大学での専攻には重きを置いていないが、学生側の思い込みで自己の専攻から選択できる企業を狭くしていることが多いので、学生に気づきのチャンスを与えたい。
2.転職経験者
安易に早期に転職(離職)した卒業生が、再就職に大変な苦労をすることが少なく無い。実態を先輩から聞くことで、そのリスクとゲインをきちんと理解してほしい。
3.女性(子育て経験者)
女子学生比率は低いので、非常勤講師を引き受けていただける女性も少ないですが、現役女子学生は同性の先輩の助言を求めているようです。特に出産、子育ての問題は大きなウェイトを占めており、この問題に答えられる人材の確保に努力しています。
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