愛媛大学工学部工学科コンピュータ科学コース・応用情報工学コースでは、高度なAI技術と工学の基礎に立脚して、未来の技術革新を牽引する技術者の育成を目指しています。画像生成、言語理解、機械翻訳などのAI技術は、今や日常生活やビジネス、さらには未来のイノベーションにおいて欠かせない要素となっています。
工学部では、1年次に工学部共通の基礎科目を学び、2年次から9つの教育コースから1つを選び、コースの特徴ある専門教育プログラムを履修します。コンピュータ科学コース・応用情報工学コースでは、情報科学の基礎とAI技術の基本原理、ビジネスモデルやデザイン指向などについて学びます。理論の基礎を固めた3年次には、計算サーバを用いて実際にAIのモデルを構築し実験に取り組む機会や、実社会の課題を解決するための演習があります。具体的には、「情報工学実験V」や「PBL演習」という科目で、学んだ理論を応用します。
「情報工学実験V」では、AIの基本的なアルゴリズムと、それを用いた具体的な問題解決に焦点を当てます。学生は、様々なAI技術を用いて、具体的な問題を解決するアルゴリズムの構築や評価・改良を行います。これには、画像認識、画像生成、言語理解、機械翻訳など、多様なテーマが含まれます。一方で「PBL演習」では、課題解決型学習として、実際に企業が課題としている問題に対して、グループワークでデータの収集から解析、解釈、そしてアクションへとつなげる一連のプロセスに取り組みます。学生は、具体的な社会問題をデータサイエンスの視点から解決するためのプロジェクトを進めます。
コンピュータ科学コース・応用情報工学コースは、情報科学と工学の融合を重視しています。技術の進歩は、単に理論やアルゴリズムだけでなく、それを社会の中で有効に活用する知恵と技術が求められます。学生は、これらの授業を通じて、理論と実践の両方をバランスよく学び、未来の技術革新を担う技術者としての基盤を築きます。
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