みなさんは風力発電を知っていますか? 風力発電は、風を受けて風車などが回転し、そのエネルギーを発電機に伝えることで電力を生み出す方法です。いま、外で吹いている風の強さはどれくらいでしょうか? とても簡単に風車をつくる方法を紹介します。実際に風車を作ってみて、風の強さを調べてみましょう(今回つくる風車は「パドル型」と呼ばれるタイプです)。
ストローを10センチほどの長さに切り、先端を4つに切ります。そしてストローが紙コップの中心になるように、紙コップの底の面に、セロハンテープで貼り付けます。その上から紙粘土を押さえつけるように塗りつけます。
ストローを付けた紙コップに、竹串を2本、直交するように突き刺します。また、新しい紙コップ4つ(風車の羽根になります)に、竹串で穴をあけ、ストローを付けた紙コップにつなげます。
厚紙を、紙コップよりも大きめに切ります。竹串を台座の中央に通し、竹串の先端が上になるようにして紙粘土でしっかり固定します。
紙粘土が固くなったのち、台座の上に風車をのせます。羽根の部分に息を吹きかけてみると回転するはずです。羽根の回転数を記録するために、紙コップの一つに目印をつけておきましょう(写真では赤いシールを貼っています)。
外に完成した風車を持っていき、羽根の回転数を調べてみましょう。羽根の回転数は一般的に、rpm=rotations per minute(1分間当たりの回転数)として表せられます。1分間にどれだけ回転したか、先ほど付けた目印をたよりに、測ってみましょう。風が強い場合などは、スマートホンなどで動画を撮影し、ゆっくり再生して確認することで、正確な回転数が測定できるかもしれません。
・ロバート・ウインストン 著/西川由紀子、“科学の実験 大図鑑”(新星出版社、2017)
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