子供たちに大人気のひんやりして気持ちいいプルプルスライムをドラッグストアなどで簡単に手に入る材料を使って作ってみましょう。
洗濯糊を水で2倍に希釈します(これをA液とします)。
ホウ砂を水にとかして、2%の水溶液にし、これに好みの色の食紅をごく少量加えます(これをB液とします)。
紙コップにA液を約10 mL入れます(3オンスの紙コップで下から1cm程度)。
これにB液を約2 mL入れ(写真1)、これを割り箸で良くかき混ぜます。
*ここで2種類の色のB液を入れると、マーブル模様のスライムを作ることが出来ます。
次第に固まってきますが(写真2)、固まり方が弱い場合にはB液を少し足してください。
およそ30秒もかき混ぜればプルプルスライムの出来上がりです(写真3)。
なぜ2つのさらさらした液体を混ぜるとプルプルしたスライムが出来るのでしょうか?
洗濯糊に含まれるポリビニルアルコールは細長い分子構造をしており、そのままではバラバラで自由に曲がったり動いたりすることが出来ます。これにホウ酸ナトリウムを加えると、このポリビニルアルコールの分子同士が横に並んだ状態で繋がるようになります(橋架け構造)。このような構造になると、動きにくくなるため、プルプルしたスライムが出来るのです。
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