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おもしろ科学実験室(工学のふしぎな世界)

廃プラスチックをリサイクルしてみよう!

2018年8月24日
宮崎大学 工学部

 プラスチックは、石油などの化石燃料から作られる物質です。石油は限りある資源であると同時に、燃やすとCO2が発生するため、地球温暖化の原因となります。また、最近では、プラスチックごみが環境中に不法に投棄され、海洋で細かく分解してマイクロプラスチックとなり、生態系に影響を与える可能性も指摘されています。

 プラスチックは、熱可塑性を持つ物質です。熱を加えるとやわらかくなり、冷ますと硬くなります。この性質を利用して、廃プラスチックはさまざまなプラスチック製品の材料としてリサイクルされています(マテリアルリサイクル)。プラスチックには、ポリスチレン、ポリエチレン、PET、ポリプロピレンなど、多くの種類があり、それぞれ溶ける温度や硬さが違うため、リサイクルするためには、種類ごとに分別することが重要です。

 資源の有効利用と環境保全のため、さまざまな方法でプラスチックがリサイクルされています。みなさんもその方法を実践してみましょう。

1.プラスチック容器から自作キーホルダーアクセサリを作ってみよう

  1. スーパーなどで利用されている透明の容器を使います*1

  2. 平らな部分を切り取り、マーカーでペイントします。完成品の大きさ(面積)は、約1/3~1/5になります。プラスチックの厚さによって、縮小の度合いが違ってきます。

  3. 予熱したオーブンに入れます。アルミホイルに載せて入れると良いでしょう。160℃で2~4分ほどで出来上がります*2。はじめは丸まって、次第に平らになってきます。動きが無くなったら、取り出します。熱いので取出しには軍手を使いましょう。

  4. ガスレンジで温めたドライバーなどで、穴をあけ、チェーンなどをつけたら完成です。今回は、約1/4の大きさに縮みました。

    加熱前加熱前
    加熱後加熱後

    *1いろいろなプラスチック容器があります。
    写真はポリスチレン「PS」製のプラスチックを使いました。

    *2プラスチックの種類によって温度や時間は異なります。

2.ストローを利用したリングの作成

プラスチック製のストローは、使い捨てられますが、加熱することでアクセサリーを作れます。

  1. クッキングシート(オーブンシート)の上に何本かのストローを並べます。

  2. その上にクッキングシートを乗せます。

  3. 最大加熱したアイロンをあてます。ストローが半分くらい溶けて結合するくらいで加熱をやめると、きれいにできます。

  4. 適当な位置に穴あけパンチで穴を開けて、リボンで結びます。

3.PETボトルでビーズを作る

  1. PETボトルの平らな部分をおおよそ2×5cmの大きさに切り、マーカーで色を塗る。

  2. 予熱したオーブンに色を塗ったPETボトルを入れる。約190℃で加熱をし、ちょうど良い大きさに丸まったら加熱をやめる。*1、*2

  3. ゴムひもを通して、ブレスレットなどを作る。

    *1形を切り取る方向により、形状の変化の仕方が変わってきます。
    いろいろな形を切り取って、どんな形に変化するか、観察してみよう。

    *2うまく丸まらないものもあります。
    多めに作って、ビーズとして使えそうなものを選びましょう。

※このページに含まれる情報は、掲載時点のものになります。

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