太陽電池と言えば・・・屋根の上にあるソーラーパネルを思い出しますが1990年代初頭にグレッツェルが発明した色素増感太陽電池があります。ここではハイビスカスの色素を用いて色素増感太陽電池をつくります。
図1または写真1、2を参照して作製してください。
導電性ガラスの導電面に2B以上の濃い鉛筆で炭素を塗り付ける。
TiO2ガラスをハイビスカスティに浸けて色素を20~30分ほど吸着させる。
炭素を塗布した導電性ガラスの両面テープ保護シートを取り、写真1のように色素を付けた面と貼り合せる。
穴の片方から電解液をスポイトで全面に行き渡るように注入する。
穴をシリコンタイプの接着剤でふさぐ。
作製した太陽電池を写真2のように、みのむしクリップで直列繋ぎにして電子オルゴールに接続させる。
図1 色素増感太陽電池のつくりかた
写真1 電極の貼り合せ
写真2 直列つなぎした太陽電池
つくった色素増感太陽電池に太陽光を照らすと電子オルゴールから音楽が流れます。そして手で光を遮ると音が止みます。反対に鏡で光の量を多くすると音が大きくなります。その他にマルチメーター(テスター)で電圧を測定すると光の量によって変化します。
図2から発電の仕組みを参照してください。
図2 発電のしくみの模式図
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