実験台紙をダウンロードし、A4用紙に印刷します 実験台紙ダウンロード(PDF)
形状Aから形状Dを切り出し、赤線に沿って切り込みを入れ実験用紙を準備します。
「切り込み」があると、その先端近くでは加えた力が数倍になって作用します。これを「
この応力集中は身の回りで広く利用されています。例えば、「食料品や生活用品などのパッケージ」、「缶ジュースの飲み口」などで、使いたいときに「小さい力」で「切りたい場所」を簡単に開封できるのは応力集中のおかげです。最近では、どこからでも開封することができる「マジックカット」が調味料の小袋などに利用されています。簡単に開封できる理由は、袋の端近くに無数の小さな切り込みが入っているからです。また、「割り箸」も応力集中を利用する身近な生活用品の1つです(どこを持って割り箸を割れば、できるだけ小さな力で簡単に割ることができるか実験してみましょう)。
一方で、自動車などの乗り物や建物・橋などの構造物に応力集中が起こるような切り欠きやき裂がある(発生する)と、予想してなかった小さい力で壊れてしまい、重大な事故につながってしまうので注意が必要です。
生活用品などのパッケージ
缶ジュースの飲み口
マジックカット
http://www.excite.co.jp/News/bit/
00091121262679.html
割り箸
それぞれの形状を引っぱって破るために必要な力の順位は、大きい方から
1位:A、 2位:D、 3位:C、 4位:B、です。正解できましたか?
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