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おもしろ科学実験室(工学のふしぎな世界)

 

羊毛でフェルトボールをつくろう

 
2013年12月10日
信州大学 繊維学部 技術部

ねらい

羊毛(ひつじの毛)は毛糸のセーターやぼうしの材料になります。はじめは、ふわふわしてますが、石けん水をかけて手で丸めてこすると、かたく縮んできてボールになります(フェルトといいます)。自分で羊毛ボールを作ってみましょう。目玉やかざりをつけたら、ぬいぐるみに!

ひつじの毛でできた
ボールとぬいぐるみ

ひつじの毛と石けん水で、
かんたんにできます

用意するもの

羊毛(ひつじの毛):手で丸められるぐらい/水切り器(なくてもよいです)/バケツに入った水/
うすめた台所石けん水(あったかいほうがよいです)/かざり用シートや目玉/はさみ/布用せっちゃく剤

つくりかた

  • 好きな色の羊毛を手にとって丸めます。
  • お湯でたくさんうすめた、あったかい台所石けん水を丸めた羊毛にかけます。
  • やさしく手で丸くこすります。
    そのうちかたいボールになってきます。
  • ボールができたら、水で洗って乾かします
    (水切り器を使うと早く乾かせます)。
  • 目玉やかざりシートを好きにくっつけて、
    できあがり(ボールのままでもよいです)。

羊毛を手にとり丸めます

石けん水をかけます

やさしく丸くこすります

だんだんとかたくなり、
ボールになります

水で洗い、乾かします

目玉やかざりをつけて
できあがり!!

わかること

羊毛にあったかい石けん水をかけて、手でこすることでからみあって、かたくなることがわかります。 羊毛は何千倍に大きくして見てみると、うろこのようなもの(スケール)が、表面にあります。このうろこが石けん水やお湯をかけて、手でこすることで、「まつぼっくり」のようにひらきます。ひらいた「うろこ」がからみあって縮んで、布やボールのようにかたくなるのです(フェルト化といいます)。

※このページに含まれる情報は、掲載時点のものになります。

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