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機械コースにおける「ものづくりに関する最先端の研究」

2017年9月1日
岐阜大学 工学部
機械工学科 機械コース
熱間鍛造シミュレータ

 機械工学科・機械コースでは、日本の強み=ものづくり技術に関する研究に力点を置き、製品を低コストかつ迅速に大量生産するための金型技術、CFRP(炭素繊維強化プラスチックス)や高強度軽量金属といった先端素材の開発と特性評価、熱や流体を巧みに制御したエコで高出力なエンジンや機械等の開発などを行っています。この中で最初に述べた金型とは、材料を型で押さえつけたり、溶かした材料を型に流し込んだりして、その型どおりの形の製品や部品を作るためのものです。自動車部品を例にとると、ボディーを作るのはプレス成形金型、プラスチックやゴム部品を作るのは射出成形金型、エンジンブロックなどはダイカスト金型で作られます。先端素材に関しては、CFRPはジェット戦闘機や旅客機の翼や胴体などの主要大型部品、高強度軽量金属は各種自動車部品や航空機部品に多く使われています。そして、これら先端素材と熱流体の制御技術により高効率で高性能な製品の開発につながっています。

連続繊維強化熱可塑性樹脂複合材料のハイサイクル成形技術

 機械コースでは、岐阜大学に設置されたセンターの中の「次世代金型技術研究センター」と連携して、

  1. 複合材料や軽量高強度金属などの先端材料の研究開発
  2. コンピュータシミュレーションを活用した高性能金型や加工方法の研究開発
  3. IoTやロボット技術を使った高性能生産システムの研究開発

 を推進し、企業との共同研究開発も盛んです。学生が共同研究のメンバーとして活躍することもあります。金型に関するセンターは全国的に見てもわずかしかなく、この研究センターでは、「先進的ものづくり実践教育カリキュラム」を提供して、我が国の将来を担う学生を育成しています。

※このページに含まれる情報は、掲載時点のものになります。

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