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カニやエビの殻で“ゴミが宝の山へ”!

 
2010年01月22日
宮崎大学 工学部 物質環境化学科

研究の必要性

廃電子機器(テレビ、パソコン、携帯電話等)は、“都市鉱山”と呼ばれ、“レアメタルの宝庫”

「都市鉱山」という言葉を聞いたことがありますか?
鉄や銅、金などの金属類は、通常は鉱山から採掘した鉱石を精錬(せいれん)して得られます。しかし、例えばあなたが毎日使っている携帯電話の中にも、多くのレアメタルが使われています。中でも、金は携帯電話1トンあたり300グラム近くも使われているのです。また、パラジウムやインジウム(世界の埋蔵量の何と約61%が日本にある)などのレアメタルも含まれています。
レアメタルは世界的にも埋蔵量が限られており、それらのリサイクル技術の開発は急がれています。現在、廃棄されている電子機器からレアメタルを回収することは、自然界から採掘するよりも省エネ的であり、何よりも貴重な資源の有効活用につながります。

カニやエビの殻でレアメタルを回収

都市鉱山からレアメタルを回収する方法は、現在は溶鉱炉で溶かして分離・精錬するのが主流です。しかし、その方法では多くのエネルギーと労力を消費します。そこで、我々が着目したのが、食品加工業から大量に廃棄されているエビやカニの殻に含まれるキチン・キトサンという物質です。

これらはレアメタルを吸着・回収する能力をもっており、環境にもやさしい新材料なのです。これらを使って、金やインジウムなどを吸着させ、都市鉱山からレアメタルを回収しようというのです。この吸着材は繰り返し利用もでき、環境保全型で省エネルギー型のレアメタル回収材として世界中から注目されています。これが実現すれば、日本はレアメタルの立派な資源立国になることができます。

カニやエビの殻でレアメタルを回収
抗菌活性と吸着・凝集作用
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