宮崎大学における太陽光発電の研究開発 |
宮崎大学では、平成19年より「宮崎大学太陽光発電プロジェクト」を発足し、太陽光発電に関する研究開発や教育、また、さまざまな産官学連携事業に取り組んできています。宮崎大学では、太陽電池関連の研究に取り組む教員が多く在籍し、企業との共同研究や受託研究も盛んに行われています。
太陽光発電プロジェクトでは、各種の新規太陽電池開発を行っていますが、そのひとつとして、集光型太陽光発電システムが挙げられます。集光型太陽光発電は、安価なレンズで光を集光し、小さな太陽電池に照射することで、高価な太陽電池の使用量を少なくすることができ、トータルコストを下げることができます。また、太陽を追尾して太陽電池パネルを動かすことにより、常に垂直に太陽光を受けるようにし、効率的に発電することができます。
宮崎大学では、企業との共同研究において14kW集光型太陽光発電システムを2基、キャンパス内に設置しました。発電パネルの大きさは縦7m、横10mであり、集光型のシステムとしては国内最大の出力(1基あたり)を有します。集光型太陽光発電システムは、日本においてほとんど設置例がないため、出力特性データは貴重であり、現在その解析を進めています。
集光型太陽光発電システム28kWをはじめ、多結晶シリコン太陽電池50kW、CIS系太陽電池100kW、薄膜シリコン太陽電池1kWを設置し、それらの出力特性を比較検討することができます。発電した電気は大学で使用しています。
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