私は、大分大学理工学部共創理工学科応用化学コースに在籍している大学4年生です。
私はCO2吸着材料の機能向上を目的として研究を行っています。現在、世界規模での地球温暖化が問題となっており、製鉄所や化学工場などから排出される大量のCO2が原因の一つとなっています。CO2を回収するための新規吸着剤の実用化に向けて、吸着剤の改質を行い、その特性を評価しています。
ここで私の研究室での一日を紹介します。朝は7時に起床して9時には研究室に行き、測定や吸着剤の構造解析、文献の調査等を行っています。毎日実験をしているわけではなく、測定中の空き時間は、先輩や同期とお昼ご飯を食べに行くなど、楽しく充実した研究室生活を送っています。実験が長引いて遅くなることもありますが、基本的に18時には自宅に帰ります。私の所属している研究室は、土日は休みなので趣味 (ゲーム・観光など)に時間を費やすことができます。このように、平日は研究を頑張り、休日はプライベートの時間を充実できるということが私の所属している研究室の強みです。最近は、教授からのお誘いで学会に参加させていただき、研究成果をポスターにまとめて発表しました。発表するにあたり、他大学の教授からのアドバイスが研究の方針を決めるきっかけになり、とても貴重な体験をさせてもらいました。
研究は、結果が出るのに時間がかかることが多いですが、何か新しい事を発見したときはこの上ない達成感があります。
週3で塾講師のアルバイトをしています。睡眠時間を削りたくないため、10時までには切り上げるようにしています。研究室生活は忙しいと思われがちですが、効率よく時間を利用することにより、アルバイトとの両立も可能です。
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