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学生の一日

大学生とは異なる大学院生の生活

 私は、「10000分の1秒の流れを解き明かす」研究室に入っています。レーザやカメラを使って、自動車エンジンに使用されている部品と部品の間に流れているオイルの動きをみたり、スプレーをみたり、泡の動きを見たりしている研究室です。私は水の中に小さいガラス粒子を含んだ流れを調べています。水だけの流れよりもガラス粒子を入れることでより複雑な流れになります。この複雑な流れの解明をすることは、一つの物理現象を解明することにつながります。

 私は、一日のほとんどを自分の研究を進めることで過ごしています。具体的には、自分の研究テーマに対する知識を深めて実験計画を立て(Plan)、実験をして(Do)、そのデータを評価し(Check)、次の実験のための改善を行う(Act)ことをしながら、一日一日を過ごします。講義が大学生に比べて少ないので、一日の時間を自分の好きなように過ごすことができるという点で大学生時代よりも充実感があります。研究を計画的に進めるために、私は毎週金曜日の夕方に次の週の予定を立てる時間を設けています。金曜日に予定を立て忘れると、月曜日になった時に前の週に何を行ったかを掘り起こすために無駄な時間を使ってしまいます。なので、金曜日の予定決めは欠かさずに行うようにしています。

 大学院生は、自らが主体となって研究を進めるため、そこには必ず責任が伴います。研究結果は研究室内だけでなく、大学、世界に公表される重要なものになります。私たちは研究ノートを作成し、自分たちの研究がいつどのような条件で行われていたのかを記録に残し、自分たちの研究結果に責任を持つようにしています。

 講義と研究の大きな違いは、講義での評価に使われるテストやレポートには先生が用意した答えが必ず用意してあることです。しかし、研究ではテストやレポートのように「誰かの用意した答え」はありません。答えは自分で見つけなければいけません。この答えを見つけるために大学院生は一日一日を過ごすものだと思います。

 大学院生は、大学生よりも自分で積極的に行動していけばとても楽しく、充実したものになります。失敗を繰り返しながらも先生、先輩、同期、後輩、全ての人に助けてもらいながら、私は充実した日々を過ごしています。

群馬大学 理工学部
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