私は名古屋工業大学情報工学科メディア情報分野の2年生です。画像や音声、文章といった情報をコンピュータで扱う技術を学んでいます。授業がある日は朝から大学へ行き、講義や演習を受けています。
特に印象に残っているのは、講義で学んだことを実際にプログラムを書いて確かめる演習です。思った通りに動かず、エラーの原因を探すのに時間がかかることもあります。それでも自分で考えて修正した結果、プログラムが動いたときの達成感は大きいです。
授業の空き時間をどう使うかは自分次第です。私の場合は起業部NaSHの活動に使うことが多く、平日は部室でミーティングをしたり、課題を進めたりしています。ほかにも学祭「工大祭」の実行委員会でマスコット担当をしていて、学祭が近づくと準備で忙しくなります。
私は名古屋工業大学起業部「NaSH」の副部長を務めています。部員は約60名。学生のアイデアをもとにビジネスを考えたり、企業の方を招いてイベントを開いたりする部活です。
きっかけは1年生のときにSNS運用を任されたことでした。誰に何をどう伝えるかを考える面白さを知り、今年の新歓では広報に力を入れた結果、1年生40名の入部につながりました。お世話になった部をより良くしたいと思い、副部長を引き受けました。
一番印象に残っているのは、2026年7月に開催した第1回アントレプレナー育成塾です。アントレプレナーとは起業家のこと。「AI時代に、自分の『やりたい』をカタチに」をテーマに、愛知県のスタートアップ支援拠点であるSTATION Aiを会場として30名が参加しました。企画・広報・当日の司会進行を担当し、内容は企業の方と会議を重ねて決めました。
難しかったのは、どんな人が参加するのかを想像し、その人たちに何を届けるかを考えることです。当日は会場全体を見渡しながら進行しました。現役インターン生の体験談に多くの質問が出たときは、学生が本当に知りたいことを聞ける場をつくれたと感じました。満足度は平均4.52点(5点満点)でした。
「何を作るか」という技術から考えがちですが、NaSHでは「そもそも誰のためにつくるのか」を先に考えます。技術を学ぶ前に人を見る経験ができたことは、自分にとって大きな財産になっています。
大学は、授業で学ぶだけの場所ではありません。やりたいことが決まっていなくても、動いているうちに見つかることがあります。私自身がそうでした。
学祭「工大祭」の実行委員会でマスコット担当をしています。写真は、工大祭の公式マスコットキャラクター「落単古墳マン」。学内にある古墳にちなんで名づけられました。
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