私は宇都宮大学工学部基盤工学科機械システム工学コースに在籍している学部4年生です。
宇都宮大学工学部では1年次に化学、機械、情報、電気などの工学に関する基礎知識や現代社会に必要なリテラシーを学び、2年次以降それぞれのコースに分かれて、専門的な知識を身に付けます。そのため、専門的な視点のみならず、俯瞰的視点や異分野に関する知識も身につけることができます。また、他分野に対する造詣を深め、広い視野や柔軟な発想を身に付けたい学生に向けて他コースの専門分野を学習する副コース制度や高等学校教諭1種免許状(工業)の取得をすることもできます。学部3年の後期や学部4年になると研究室に配属され、それぞれの研究室で専門分野に関する知識を身に付けながら、教員とともにテーマに沿った研究を進めています。
現在、私は数理工学研究室に所属しており、機械学習におけるモデルを推定する方法の一つであるマルコフ連鎖モンテカルロ法(MCMC法)について様々な視点から研究を行っています。4年次はほとんど授業がないため、平均週5日、1日8時間程度研究室におり、2週に1回ゼミが開かれます。研究室では、計算プログラムを使用しながら研究やゼミの準備を進めたり、指導教員と議論を行ったりしています。
アルバイトは週に3,4日程度行っており、休日は趣味のパン作りを行ったり、犬と遊んだりとのんびりとした日を過ごしています。研究をする日とリフレッシュする日をしっかりと分けることで、生活にメリハリをつけることができています。
研究が思うように進まないこともありますが、次へと進む一手を試行錯誤する時間もまた研究の1つの魅力と捉え、新しい知識を取り入れたり、別の視点から考えてみたりしながら新たな学びと発見に出会えることを楽しみながら研究活動に取り組んでいます。
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