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生レポート!大学教授の声

宇宙システム工学科で学んでみませんか?

2018年4月6日
九州工業大学 工学部
趙 孟佑
走行ロボット

 九州工業大学(九工大)では、2018年4月に日本初の宇宙システム工学科を開講します。

 システムとは、ある目的を達成するために様々な要素が集まったものです。身の回りにある殆どのものがシステムと言えます。宇宙システムとは、人工衛星やロケット等のことを言いますが、宇宙空間を利用して、地上間通信や位置情報他、地球環境モニタ、宇宙科学観測、無重量実験等、様々な分野で役に立っています。人工衛星やロケットは極めて複雑なシステムで、非常に多くの部品から成っています。例えば人工衛星は、データを処理するためのコンピュータ、衛星を動かすための太陽電池やバッテリといった電源、地上と通信するための通信機やアンテナ、軌道や姿勢を変えるための推進機等々、で作られ、それらが更に数多くの電子部品や機械部品等で作られています。また宇宙空間は、行った後で修理する機会が殆どなく、真空や放射線といった厳しい環境に曝されながら、修理無しで10年以上動かないといけません。ロケットは一瞬の間にエネルギーを爆発的に放出して、宇宙空間に打ちあがる必要があり、やり直しのきかない一発勝負の世界です。

 宇宙システムのような複雑なシステムが、間違いなく動くようにすることはものすごくチャレンジングで、電気・機械・材料と言った幅広い知識をもって、大きな視野を必要とします。また、人工衛星やロケットの世界は国際化が進んでいて、世界的な視野で人工衛星をどう使うかを考えたり、いろんな文化をもった人達と共同してシステムを作ったりする必要があります。

 九工大の宇宙システム工学科は、宇宙システムに代表される複雑な工学システムの創生、研究開発、製造、運用を担える技術者を養成することを目的としています。そのために、人工衛星やロケットといったプロジェクトの実践等を通じて、システム工学の大事さを身をもって学んでもらえるようにカリキュラムを用意しています。九工大は過去6年間で9個の超小型衛星を打ち上げた実績をもち、JAXAや企業と連携した有翼ロケットプロジェクトも世界で知られています。卒業生には、宇宙業界は勿論のこと、システム工学的素養を必要とするあらゆる分野(自動車、航空機、鉄道、電機、プラント等々)で活躍してもらうことを期待しています。皆さんも宇宙システム工学科で学んでみませんか?

走行ロボット
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