トップページ > 生レポート!大学教授の声 > 環境問題の数学モデルとコンピュータシミュレーション

生レポート!大学教授の声

環境問題の数学モデルとコンピュータシミュレーション

2015年9月25日
岡山大学 大学院環境生命科学研究科(環境理工学部)
渡辺 雅二
環境問題の数学モデルとコンピュータシミュレーション
環境問題の数学モデルとコンピュータシミュレーション

岡山大学環境理工学部は、環境をテーマに広範な教育研究を展開しています。特に環境数理学科では、数学、統計学、コンピュータをベースとして環境問題に取り組むことを目標としています。当研究室では、高分子が微生物により分解されるプロセスや、養鶏場での鳥インフルエンザの感染プロセスに、関数や方程式を用いた数学モデルとコンピュータを用いたシミュレーションによる研究を行っています。微生物が関与する問題としては、メタンガス生成プロセスにも取り組んでいます。また、水域に発生する流れと波や水底地形の変化に関する問題も研究対象としています。波に関しては、南海トラフに発生する津波のシミュレーションを行います。

数学モデルによる結果を現実問題に適用するには、その信頼性の評価も重要な要素です。当研究室では、可能な限り数学モデルとシミュレーションにより得られる結果が、いかに現実的であるか検証すること、あるいは実測結果を数学モデルとシミュレーションによる解析に導入することを目指しています。水底地形に関しては、GPSと超音波測深機を用いた計測も行います。計測ではRTK-GPSによる測位と超音波測深機による測深が行われます。RTK-GPSは地上に設置されたベースステーション(基準局)と、船体に搭載されたローバーステーション(移動局)から構成されます。ロールやピッチなど船体の動揺により発生する誤差を補正するため、クリノメータ(傾斜計)とコンパス(方位計)からの出力結果も収録されます。これらの機器が搭載された実習船で航行しながら、測位‐測深が行われます。

※このページに含まれる情報は、掲載時点のものになります。

関連記事

2010-06-03

生レポート!大学教授の声

ものづくりにおける本当のエコってなんだろう

岡山大学環境理工学部

2016-01-28

環境への取り組み

どろどろ、さらさらを科学する~ 省エネルギー技術から食品開発まで ~

山口大学工学部

2011-11-28

環境への取り組み

「科学・夢のロードマップ」を実現させよう

新潟大学工学部

2011-05-13

なんでも探検隊

複雑な混相流現象のシミュレーション

信州大学工学部

2017-03-24

環境への取り組み

学内水循環施設を用いた実践型環境教育と蛍の生息地創成プロジェクト

岡山大学環境理工学部

2010-06-02

生レポート!大学教授の声

社会への影響力を知る、誇り高き技術者・研究者に

室蘭工業大学工学部

岡山大学
環境理工学部

  • 環境数理学科
  • 環境デザイン工学科
  • 環境管理工学科
  • 環境物質工学科

学校記事一覧

生レポート!大学教授の声
バックナンバー

このサイトは、国立大学54工学系学部長会議が運営しています。
(>>会員用ページ)
私たちが考える未来/地球を救う科学技術の定義 現在、環境問題や枯渇資源問題など、さまざまな問題に直面しています。
これまでもわたしたちの生活を身近に支えてきた”工学” が、これから直面する問題を解決するために重要な役割を担っていると考えます。