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生レポート!大学教授の声

 

モノの分解から始めよう!

 
2010年9月16日
金沢大学 理工研究域長
山崎 光悦

モノの分解から始めよう!

「工学」とは、自然科学を基礎とし、その成果を人間社会に役立つ技術や製品に応用する学問です。つまり、「ものづくり」を通して人類の幸福に貢献する学問分野です。皆さんの身の回りの製品は、すべて工学と工業技術によって設計・生産されたものと言っても過言ではありません。言い換えると、工学とは人間が生活する上で必要な衣食住のすべてに関与し、資源の乏しい我が国を、「技術創造立国」として将来にわたって繁栄を持続させる、重要な学問分野です。

では、「工学」や「ものづくり」を勉強するためには、何から始めれば良いでしょうか?

まずは「モノを分解する」ことから始めてみませんか?分解するモノは何でもよいのです。家にある古い動くおもちゃでも、壊れた電卓や家電製品でも、使わなくなったケータイやゲーム機でも良いのです。ドライバーなどの工具を持ってケースを外してみましょう。ケースはどのように組み合わさっていましたか?
次に中を見てみましょう。何が入っていますか?動くモノであればモーターやギア(歯車)などが入っているはずです。動くために、どの部品がどのように動作するかを見てみましょう。電化製品の場合は、見たことのない小さな部品が見つかると思います。古い家電製品では数個の部品しかありません。ケータイでは数10個の部品があります。これらは、抵抗、コンデンサやIC(集積回路)といったものです。こんなに少ない部品でいろいろなことができるのです。じゅうぶん中を見たら、今度は元通りに組み立ててみましょう。おもちゃの場合、また動くようになりましたか?

最後に、もう一度モノを外からよく見てみましょう。使いやすい形ですか?カッコイイ形ですか?自分だったらどのような形にしますか?どんな動き・機能を持たせたいですか?

モノを「分解」するのは面白いでしょう。この体験が「ものづくり」への一歩です。さあ、「分解」から「ものづくり」まで学べる工学系学部で学びましょう。お待ちしています。

※このページに含まれる情報は、掲載時点のものになります。

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