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生レポート!大学教授の声

 

工学は日常生活をアップデートする

 
2009年10月01日
山梨大学 
コンピューター・メディア工学科
大渕竜太郎

電車の席でメールをしているあなた。その向かいで、なぜか、にこにこしている女性。機種変更したばかりのそのケータイと彼女は、つながっているかもしれない。彼女は、そのケータイを開発したチームの一人で「あ、わたしのケータイを使っている!」と、わくわく、にこにこ、しているのかもしれない。

ケータイだけではありません。キッチンで、お湯が出る。ネット書店で、本を買う。交差点で、信号が青に変わる。車が、走りだす。とても日常的な生活です。でも、このような日常生活を可能にしたのは、工学部を卒業したたくさんの人たち(工学びと、と呼びましょう)です。だから、現在の日常生活が出来上がるまでには、たくさんの工学びとたちの「わくわく、にこにこ」があったはず。

「パリパリの海苔を巻いたコンビニおむすび」を実現してみましょう。どんな工学びとたちが、そのお結びにつながっていると思いますか?まず、海苔を挟んだフィルムでおむすびを包む方法を考えた人は偉い(ゴミが出るのが難点ですが)。おむすびを海苔入りフィルムで包む機械(殆どロボットw(゚o゚)w )を開発した人も、すごい(機械系かな?)。「おむすび包み機」の制御プログラムを書いた人もいます(情報系、それとも電気・電子系?)。おむすびを包むプラスチックフィルムを開発した人(化学系?)、そのフィルムの食品に対する安全性を評価した人(生命系か農学系?)も。おむすびは他にも、稲の品種改良、肥料や農薬、灌漑、天気予報、安全なトラック、生産と在庫の管理、冷蔵、道路、交通信号、水の浄化と給水、耐震建築、売れ筋商品予測、発電と送電、排水処理、低燃費の配送経路、など、多くの課題を解いてきた多くの工学びとたちとつながっています。

さあ。コンビニに行っておむすびを1つ買い、その日常に詰まっている工学を味わってみてください。お腹が空いていない人は、手の中のネット端末(ケータイ電話、と呼ぶ人もいますが)、走り去る並列コンピュータ(ハイブリッド自動車にはコンピュータ100個に加えてエンジンや充電池も入っています!)など、工学を味わう対象は何でもOK。たくさんのものに、たくさんの工学が詰まっていますから。

工学は、日常生活をアップデートします。アップデートし続けて、5年後、10年後、100年後の日常生活そして地球環境を創る。わくわく、にこにこしながら、創る。あなたも、工学びとの仲間に入りませんか。

※このページに含まれる情報は、掲載時点のものになります。

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