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生レポート!現役学生の声

 

新しい材料で未来をつくる

 
2011年2月22日
愛媛大学 工学部 機能材料工学科
K. N.

新しい材料で未来をつくる

私は今、愛媛大学工学部機能材料工学科で材料について学んでいます。高校までは材料について専門的に学ぶ機会がありませんので、「材料について学ぶ」とはどういうことか想像しにくいと思います。材料は、その材質から金属材料、セラミックス材料、高分子材料に大別できます。飛行機・自動車などの乗り物やテレビ・コンピューターなどの電化製品そして橋や高層ビルなどの建築物といったありとあらゆる「モノ」は、それら3種類の材料を組み合わせて作ります。材料がないと私たちの生活を豊かにする「モノ」を作りだすことはできません。「モノ」の性能は材料の性能で大きく変わります。もし高性能な材料を開発することができれば、高性能な「モノ」を作ることができますし、新しい性質を持った材料を開発すると、これまで見たことのない「モノ」を作り出すことができます。機能材料工学科では新しい性質を持った材料を作り出す方法を学びます。

新しい材料で未来をつくる

大学での勉強・研究はとても楽しいと思います。高校までの勉強とは違い、大学では専門的な勉強をし、そして未知のことを研究する楽しみがあります。私は機能材料工学科で、材料組織学や弾塑性論(※)などの材料の専門的授業を受け、新しい性質を持った材料を開発するための幅広い知識を学びました。現在、4年生になり研究室に配属され、強くて壊れにくい鉄鋼を作る研究を行っています。もし、とても強く壊れない鉄鋼が開発できれば、同じ重さを支える場合でも少しの鉄鋼で済むので、製品の軽量化が図れます。例えば、自動車の重量の大部分は鉄鋼で作られた部品で占められているため、そのような強く壊れない鉄鋼の開発は、自動車を非常に軽量化し、燃費を飛躍的に向上させます。材料といってもさまざまな材料があるので、3年生までの授業を受講していく中で興味を持った材料について研究するといいと思います。研究室の友人たちは、骨の代わりになる材料の研究や地上に太陽を作り出す核融合炉の材料に関する研究などさまざまな材料研究を行っています。新材料の開発は、私たちの未来を大きく変え、豊かなものにしてくれると思います。

高校までの勉強とは違い、大学の勉強に終わりはありません。興味を持ったことをとことん勉強することが大学では大事だと思います。ぜひ、みなさんも大学での勉強そして研究を楽しんでもらいたいと思います。

※弾塑性(だんそせい)・・・
弾性(だんせい、ある物質に力を加えて変形させた後、力を取り除くと、完全に元の状態に復元する性質)と塑性(そせい、ある物質にある限界以上の力を加え連続的に変形させた後、力を除いても、変形したままで元に戻らない性質)という二つの言葉をつなげたもの。

※このページに含まれる情報は、掲載時点のものになります。

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