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生レポート!卒業生の声

 

「好き」を楽しみ、技術に

 
2013年10月25日
信州大学 繊維学部 感性工学科 卒業
R. K.


「好き」を楽しみ、技術に

Q:繊維学部に行こうと思ったきっかけは何ですか?

繊維学部に感性工学科があったからです。大学という進路を選択するにあたって私が選んでいたのは、獣医か環境デザインでした。どちらも大学が非常に限定されるので、全国の情報を収集しながら私が求めているものに一番近いものを、新しい自分探しも兼ねて探しました。その中で出会ったのが、感性工学科のある信州大学繊維学部です。「人の心のしくみを知り、心の形を学び、心の喜ぶものを作る」それを成すための、工学、心理学、生理学、生物学、人間科学、情報、システム、デザインなどが学べ、その中から自分が選んだ道(研究)へと進んで行けるので、どれも好きと言う私にとってこれ以上とない贅沢な学科だったからです。

Q:学生時代にどんなことを学びましたか?

3年までの教養・実習課程を通じて基礎学力を学びました。4年生からは研究室に配属されます。私の研究室では、人がモノから得る感覚を物理量に変換することで、モノが持つ物性が人にどのような影響を与えるかを客観的に知ることを得意としています。人が得る感覚を因子分析し、それぞれに対し物性の何が寄与度として高いのか、それを知ることで効率的に人に与えたい感覚を提供するものづくりができます。特に難しいのが、人の感覚というばらつきの大きいものを物理量として定量化することです。ばらつきの大きい人から得る情報の官能評価(主観)や生体情報測定の技術は多種多様あり、信憑性のあるデータにするためにその中から適正なものを使って結果を出していく、それがひとつの技術力です。また、この研究は被験者を必要とするので、先輩や仲間の研究の被験者をする中で、他者の研究内容と測定技法を学ぶこともできました。

Q:現在どのようなことをやっていますか?また大学で学んだことがどのように生きていますか?

現在は製品開発メーカで仕事をしています。会社に入って初めて担当した仕事はミシンの使いやすさを向上させることでした。私は主に評価を担当し、より良いものにするにはどうしたら良いのか、それを提案し改善するのが仕事です。この製品は後にグッドデザイン賞をいただきました。初めて担当した製品だったのもあり、非常に感慨深い思い出があります。私が担当したのは製品の一部ですが、大学時代に得た評価技術を駆使して役に立てたことが、嬉しかったです。

Q:これから大学選びをする高校生へアドバイスをするとしたら何ですか?

まず、自分の「好き」を探してください。私はこの大学に通うまで今のような技術を持つことを想像していませんでした。ただ、好きを形にしたくて進んできた結果が今で、人に嬉しさを提供したい、と思ったものづくりの精神が今の原点にあったように思います。自分自身の好きの先に、役立つ分野があります。自身が楽しめる分野を見つけて、日本を、世界を支えて豊かにする、素敵な技術者になってください。

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