トップページ > 生レポート!卒業生の声 > 些細なことに疑問を抱き、それらをひとつずつ解決していく

生レポート!卒業生の声

 

些細なことに疑問を抱き、それらをひとつずつ解決していく

 
2013年3月26日
愛媛大学 工学部 電気電子工学科 卒業 
R. T.


些細なことに疑問を抱き、それらをひとつずつ解決していく

私は学生時代に電波に関する研究をしていました。電波はテレビや携帯電話などさまざまな機器に応用されており、今では生活に無くてはならないものになっています。ですが、電波は目に見えないものなので、自分の身の回りを絶えず飛んでいるなんて想像できないですよね。
このように目には見えない電波も、パソコンを使ったシミュレーションを行うことで、電波が伝搬(でんぱん)していく様子が可視化できます。私は、大学生時代、この電波伝搬シミュレーションを用いて、トンネル内や地下街などを電波がどのように伝搬するのかを解明する研究を行っていました。トンネルや地下街で携帯電話が通じなかった経験はありませんか?私のやっていた研究は、外からの電波が届かない、このような構造物内でも快適な無線通信を環境を整えるために役立っています。

パソコンなどの計算機を使ったシミュレーションは、さまざまな分野で多用されている研究手法です。私がやっていた様な電波のシミュレーションは、『電波伝搬の物理的な知識』と『プログラミングスキル』の2つを駆使する必要があります。これはとても大変で、どちらかひとつが欠けるとシミュレーションは必ずうまくいきません。ですが良い研究成果が出たときには、何とも言えない充実感を感じることができます。

大学での研究はとても難しいことをしているというイメージがあるかもしれません。実際に私も大学入学時はそのようなイメージでした。ですが、実際の研究は『些細なことにも疑問を抱き、それらをひとつずつ解決していく』という流れの繰り返しだと思います。私は大学での勉強が苦手で、成績もあまりよくなかったですが、疑問の解決を繰り返すことで、大学院2年生のときの学会発表にて優秀賞を受賞することができました。皆さんにも、今後の学生生活の中でさまざまな活躍の場があると思います。そんなときに、大舞台に臆病にならずに『ピンチはチャンス』という精神で頑張ってください。

※このページに含まれる情報は、掲載時点のものになります。

関連記事

2013-02-13

おもしろ科学実験室(工学のふしぎな世界)

電気を使わないエコラジオ ゲルマニウムラジオを作ろう!

室蘭工業大学工学部

2014-08-28

生レポート!卒業生の声

興味を持って経験をする大切さ

静岡大学情報学部

2013-08-28

生レポート!大学教授の声

可能性∞

豊橋技術科学大学

2011-11-30

生レポート!卒業生の声

社会人の視点でのメッセージとアドバイスです

新潟大学工学部

2016-12-27

おもしろ科学実験室(工学のふしぎな世界)

墨流しで素敵な「しおり」

宮崎大学工学部

2014-12-16

生レポート!卒業生の声

考える力で未来を創造

群馬大学理工学部

愛媛大学
工学部

  • 機械工学科
  • 環境建設工学科
  • 機能材料工学科
  • 応用化学科
  • 電気電子工学科
  • 情報工学科

学校記事一覧

生レポート!卒業生の声
バックナンバー

このサイトは、国立大学54工学系学部長会議が運営しています。
(>>会員用ページ)
私たちが考える未来/地球を救う科学技術の定義 現在、環境問題や枯渇資源問題など、さまざまな問題に直面しています。
これまでもわたしたちの生活を身近に支えてきた”工学” が、これから直面する問題を解決するために重要な役割を担っていると考えます。