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おもしろ科学実験室(工学のふしぎな世界)

 

手作り織物でコースターを作ってみましょう

 
2013年12月10日
信州大学 繊維学部

布地には大きく分けて織物、編物、不織布の3種類あり、それぞれJIS規格で次のように規定されています。

  • 織物…たて糸とよこ糸を通常は互いに直角に交錯させてできた布。スーツ、ジーパン、カーテンなど
  • 編物…連続された編目で構成された布。Tシャツ、ジャージ、マフラーなど
  • 不織布…製織しないで各種の方法によって繊維をシート状に布。マスク、ティーバッグ、カイロ

布地は私たちが生活する上で欠かせない製品で身近にあふれています。

用意するもの

枠材(木材、プラスチック、発泡スチロール容器など)、糸掛けストッパー(ねじ、竹串、つまようじなど)、櫛、シャットル(段ボールなど薄く硬いもの)、糸(毛糸のような太いものが作りやすい)、スペーサー(段ボール、厚紙など)、はさみ

1. 織物を作る土台の組み立て

たて糸を引掛けるためのストッパーを枠材の対面にそれぞれ取り付けます。
取り付ける際は以下の2点に注意してください。

  • ①糸が平行でまっすぐに並ぶように取り付けます。
  • ②櫛の間隔と合うように取り付けます。

土台全体図

土台拡大図

2. 土台にたて糸をセットする

たて糸のセット

糸の端を糸掛けストッパーの端の部分に結び付けて、糸を引掛けながら平行に並べていき、糸の終端も糸掛けストッパーに結び付けます。この時、糸がたるまないようにピーンと張った状態で取り付けることがコツです。

3. 手前側にスペーサーを取り付ける

手前側にスペーサーを取り付けます。完成した布を外す際にたて糸を結びますので結べる長さ(約5cm)のスペーサーが必要です。

4. よこ糸をシャトルに巻き付ける

よこ糸をたて糸の間に通す際に使用する道具をシャットルと呼びます。シャットルの短辺面の中央部および先端が丸くなるように切り取ります。切り取ったそれぞれの中央部によこ糸を巻き付けます。途中で糸が不足することが無いようにたくさん巻き付けます。

土台拡大図

5. よこ糸をたて糸の間を通す

よこ糸をたて糸の間を通します。この時、たて糸とよこ糸の上下の組み合わせで見た目が変わります。あらかじめどのような布を作るのか考えておきます。また、両端のたて糸はよこ糸を巻き付けるために使用します。(写真は30本のたて糸によこ糸を巻き付けるたて糸2本の合計32本のたて糸を使用しています)

よこ糸を通す工程

6. よこ糸1本分の織物が完成

筬打ち(おさうち)工程

櫛を手前側にスライドさせて5で通したよこ糸を手前側に持ってきます。これでよこ糸1本分の織物が完成します。

7. 織物を大きくする

作製途中

よこ糸を端のたて糸にひっかかるようにして5と6を繰り返していき、織物を大きくしていきます。この時、よこ糸を強く引っ張りすぎると織物が縮んできますので注意してください。

8. よこ糸を切断し端のたて糸と結ぶ

よこ糸とたて糸を結ぶ

希望する大きさまで織物を作り続けたら、よこ糸を切断し端のたて糸と結びます。

9. たて糸を切断し結びつける

スペーサーを外した後、たて糸を切断しほどけないように結びつけます。この時、一気に全てのたて糸を切断せず、結び付ける糸のみ切っていくと形が崩れにくくなります。

スペーサーを取り除く

たて糸を外して結ぶ

10. 完成

コースターの完成

でき上がりです。

※このページに含まれる情報は、掲載時点のものになります。

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