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環境への取り組み

 

大気汚染をシミュレートする

 
関西地区 2014年2月27日
関西地区
神戸大学 海事科学部
海洋安全システム科学科 大気環境研究室


2013年4月より、海洋環境・エネルギー・安全分野の教育研究を行なう「海洋安全システム科学科」が新たに誕生しました。大気環境研究室では、数値シミュレーション技術を用いて、大気・海洋の環境問題に取り組んでいます。

対流圏オゾン(光化学オキシダントの主要成分)や大気微小粒子(PM2.5)などの大気汚染物質は、人体や生態系に影響を与えるだけでなく、二酸化炭素やメタンなどの長寿命温室効果気体とならんで、地球規模の気候に影響をおよぼす恐れのある環境変動因子として注目されています。我々は、これらの物質の大気中濃度の上昇の原因を解くために、3次元環境数値モデルを用いた研究を進めています。

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広域大気汚染を表現できる環境数値モデル

近年、大気汚染の広域化が懸念されており、この問題の把握にとって、時空間的に密な情報を得る事ができる3次元環境数値モデルの活躍が期待されています。オゾンや一部の微小粒子は大気中にて二次的に生成されるために、その大気中濃度を表現するためには、物理的・化学的複合プロセスを考慮した大気質モデルの構築が不可欠です。 私たちは、地上観測や衛星観測を用いて、大気質モデルの改良を行ない、実際におこっている現象をモデルにて適切に表現することを目的としています。特に、海洋上でのプロセスに注目しています。

地表オゾンのシミュレーション結果(9月平均値)地表オゾン濃度(a)、海洋上のモデルプロセス追加による感度(b)※海洋研究開発機構との共同研究
地表オゾンのシミュレーション結果(9月平均値)
地表オゾン濃度(a)、
海洋上のモデルプロセス追加による感度(b)
※海洋研究開発機構との共同研究

海事科学分野における環境数値モデルの利用

海事科学分野においても、船舶起源の排気ガスなどが沿岸地域から地球規模におよぶさまざまな空間スケールの大気環境へ作用する事が知られており、近年、国際的な関心がますます高まっております。私たちは、環境数値シミュレーションを用いて、船舶起源の排ガスが、環境にどのくらい影響をあたえているかを調査しています。

地表硫酸エアロゾルのシミュレーション結果(年平均値)図中コンターは、船舶起源の影響量
地表硫酸エアロゾルのシミュレーション結果(年平均値)
図中コンターは、船舶起源の影響量
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